• 名古屋【崇芸会-そうげいかい】 油絵・絵画の長期保存には「修復」を。サロメ 崇芸会所有
  • この作品は、1620年〜1650年くらいの間に制作された油彩の作品です。
    作品は、樫の木の上に制作されています。

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名古屋【崇芸会】 油絵・絵画の長期保存には「修復」を。絵画を後世に残す「技法」をご存知でしょうか?

油絵を400年、500年と持たせる為の「必須条件」とは?

油彩画「油絵」という作品は、出来上がったら300年から500年持つといわれています。
しかし、現代の油絵は、キャンパスという麻の素材で出来ています。
ですから麻の持っている寿命が終われば、描いてある絵は終わりになってしまいます。
しかし、世界の名画がその終わりから免れ、現代に残っているのは何故でしょうか。
それは、過去の修復家達が正しい「修復」を繰り返してきたからなのです。

「洗い」なしでは、油絵は100年持ちません。

皆様は油絵(絵画)の「洗い」の事をご存知でしょうか?
この世のどんな物にでも、経年による劣化は起こります。
もちろん耐年数の高い油絵でもそれは変わりません。
大切に飾っていても必ず色あせや汚れは発生しますので、それを(色あせや汚れは、
油絵表面上のコーティングに発生している。)落とし、新たなコーティングを施す「洗い」という作業が
必要になります。この新たなコーティングにも、約10年で色あせや汚れが発生しますので
再び「洗い」の作業を行います。
こうして10年に1度の「洗い」を10回繰り返す事で、初めて 油絵が100年持つのです。
しかし、100年経つと今度はキャンバスである「麻」が駄目になって しまいますので、
今度はキャンバスを「修復」する作業が必要になります。
こうして10年に1度の 「洗い」と、100年に1度の「修復」を繰り返し、初めて油絵が後世に残っていくのです。

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